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税務調査官はこんな風に調べる!?

=主な勘定科⽬別に分類すると次のようになります=

 

(1)売上

・ 納品書及び請求書どおり売上計上されているか、帳簿との照合を⾏います。

・ 作業⽇報・納品書等の原始資料をチェックして、請求書そのものを疑ってきます。

・期末の〆⽇以降の売上が売上計上されているか売掛⾦のチェックをされます。

 

 

(2)仕⼊及び外注費

・ 請求書及び領収書等と帳簿の照合を⾏います。

・ 売上との対応、在庫との対応をチェックします。

・通常は振込なのに、たまに現⾦⽀払いがあると必ずチェックされます。

・外注先が個⼈の場合は、実態は雇⽤関係であり実は給与ではないかと疑われます。

・在庫は期末の仕⼊(納品書)および売上(納品書)から計上漏れがないか確認されます。

 

 

(3)福利厚⽣費

・⾦額が⼤きいものや、回数が多いものなどは、スケジュール表の確認、参加者の確認、旅⾏業者等への反⾯調査などをしていきます。

・従業員に対する給与に該当するものがないかを確認されます。

 

 

(4)接待交際費

・個⼈的な⽀出がないかが必ずチェックされます。

・1 回の⾦額が⼤きいものについて個別に内容を確認されます。
収⼊を得るために必要な⽀出であったことを説明できるように準備しておきましょう。

・また他の科⽬に交際費となる⽀出が含まれていないかもチェックされます。

 

 

(5)⼈件費

・重要ポイントですので、次回ご説明します。

 

 

(6)広告宣伝費

・⽀出が当期の費⽤として妥当か、⽀出の効果が来期以降に及ぶものでないかを確認されます。来期以降に効果があるものは、原則として前払費⽤となります。

 

 

(7)保険料

・保険契約の内容を確認され、資産計上すべきものがないか、役員や従業員の給与に該当する部分がないかチェックされます。

・個⼈の場合などは、個⼈の社会保険料や⽣命保険料が混⼊していないかチェックされます。

 

 

(8)消耗品費

・資産計上すべきものがないかをチェックされます。これは他の科⽬についても同様です。

 

 

(9)修繕費

・修繕費のなかに、資本的⽀出が含まれていないかをチェックされます。

・固定資産に改良を加え、機能を向上させるような20 万円以上の⽀出は修繕費ではなく、資本的⽀出となります。通常の維持管理のための修繕⽀出であることを説明できるように社内の稟議書、業者からの修繕⾒積書などの記載には注意しましょう。

 

 

(10)諸会費
・諸会費のなかに交際費に該当するものはないかなどがチェックされます。社交団体やロータリークラブ、ライオンズクラブなどの経常会費は原則として交際費として扱われます。

・仕⼊税額控除の対象となる⽀出であるかどうかもチェックされます。

 

 

(11)雑費

・雑費に⼤きな⾦額が計上されている場合は内容の確認をされます。

 

 

(12)雑収⼊

・飲料等の⾃販機収⼊や作業くずなど、付随収⼊の計上漏れはないかなどチェックされます。

 

 

(13)役員借⼊⾦・多額の移動がある場合は資⾦の流れを聞いてきます。

・所得計算に関係がなければ、特に説明する必要はないと思います。また、個⼈の通帳を⾒たいと⾔ってくる場合がありますが、法⼈税の調査ですから基本的に⾒せる必要はありません。


・2015年7月29日 配信


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