税務調査事前準備 書類編
⼀般的に⽤意しておくべき資料
(1)総勘定元帳、伝票、帳簿
・付箋やメモが貼ったままになっていませんか?もしそうならばはずしておきましょう。
(2)請求書、領収書、振込みの控
・付箋やメモは⼤丈夫ですか?書き損じ分も捨てないで保管しておきましょう。
・請求書は、⽇報等の原始記録との整合性に注意しましょう。
・カード⽀払で利⽤明細⼀覧しかなく領収書がない場合は、使途をメモしておきましょう。
(3)源泉徴収簿、扶養控除等申告書、給与台帳、タイムカード、出勤簿
・⼈件費は別項で説明します。
(4)在庫棚卸表
・当たり前ですが、決算書の⾦額とあっていますか?
(5)預⾦通帳、⼩切⼿帳の控え(ミミ)
・変なメモ書きはありませんか?書き損じも綴じていますか?
(6)各種契約書
・収⼊印紙は必ずチェックされます!
(7)各議事録
・議事録の⽇付は、事実と整合性がとれていますか?
事前に顧問税理⼠と打合せ・リハーサルなどしておくとよいでしょう。上記の事前準備で、重加算税を課されるような重⼤なミスを発⾒した場合や、もともと決算時に安易な租税回避⾏為をしていた場合は、通常は簡単に発覚します。
もし、税務調査の申⼊れがあり、重加算税の可能性が⾼いと⼼配されるようならば調査実施までに⾃主修正申告することで重加算税は回避することが出来ます。(国税通則法65-5、不服審判決裁S57.3.26 より)
調査の実施⽇が決まってからでも実際に調査が⾏われるまでに修正申告をすれば、法律上重加算税は課されません。
・2015年7月27日 配信
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