税務調査が入ることを取引先やメインバンクが知っていたのはなぜ?
『反⾯調査』について
反⾯調査とは、会社や社⻑個⼈の取引先銀⾏や業者に、取引資料を照会することです。調査官は、調査の過程で反⾯調査をしたい旨を⾔ってくる場合があります。拒否しても、反⾯調査を強⾏するケースや、中には無断で反⾯調査をする調査官もいます。
この反⾯調査で⼤変なのは取引先との関係が悪化し、信⽤がガタ落ちすることです。取引先への反⾯調査で、取引を停⽌された、銀⾏の信⽤を無くした、といったこともあるようです。
伝家の宝⼑?質問検査権の名の下に、反⾯調査も当然の権利と勘違いしている調査官も多くいます。反⾯調査の必要性の具体的理由を聞いて、安易な反⾯調査には抗議しましょう!
質問検査権の法整備の不備(規定のあいまいさ)の象徴がこの反⾯調査でしょう。質問検査権の⾏使には具体的・客観的な必要性が重要と述べてきましたが、税務署の恣意的判断による反⾯調査はいっこうになくなる気配がありません。
こちら側の知識不⾜により、調査官の⾏き過ぎた⾏動を許さないためにも、納税者⾃⾝が権利意識を深めて対応していくしかないと思います。
税務署は、その他あらゆる⼿段で反⾯資料を収集しています。
・2015年7月14日 配信
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